最近購入したPixel 6 Pro を使う前はPixel 3 をメインで使用していました。
購入してからすこし時間もたったので、今回はPixel 6 ProとPixel 3 を比較して、良いところ、悪いところ(気になるところ)を紹介しようと思います。
他のブロガーのようにベンチマークとか細かいレビューはできないので、個人的に使って感じたことを比較レビューしようと思います。
【使用感】Google Pixel 6 Pro と Pixel 3 を比較レビュー!
基本情報(スペック比較)
スペック比較です。
当然ながらほぼすべてが向上しています。
機種 | Pixel 6 Pro | Pixel 3 |
サイズ | 約163.9mm×約75.9mm×約8.9mm | 145.6 mm x 68.2 mm x 7.9 mm |
重さ | 約210g | 148 g |
チップセット | Google Tensor | Qualcomm® SnapdragonTM 845 2.5 GHz + 1.6 GHz 64ビット オクタコア |
ディスプレイ | 6.7インチ OLED 1,440×3,120(QHD+) 120Hz | 5.5 インチ フレキシブル OLED 2,160 x 1,080(FHD+)60Hz |
メモリー | 12GB | 4GB |
ストレージ | 128GB/256GB | 64GB/128GB |
SIM | デュアルSIM(nano SIM+eSIM) | シングルSIM |
アウトカメラ | メイン 5,000万画素(F値1.85、センサーサイズ 1/1.31インチ) 超広角 1,200万画素(F値2.2、視野角114度) 望遠 4,800万画素(F値3.5、光学4倍ズーム) | 1220万画素 1.4 μm 絞り値 F/1.8 |
インカメラ | 1,110万画素(F値2.2) | 800万画素 |
バッテリー | 5,003mAh 急速充電対応(30W) | 2,915 mAh |
通信バンド | 4G LTE: B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 32 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 46 / 48 / 66 / 71 5G Sub-6: n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 14 / 20 / 25 / 28 / 30 / 38 / 40 / 41 / 48 / 66 / 71 / 77 / 78 ミリ波: n257 / 258 / 260 / 261 | 4G LTE: B1/ 2/ 3/ 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 /17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 32 / 38 , 40 / 41 /66 / 71 |
その他 | Bluetooth 5.2 ワイヤレス充電対応 | Bluetooth 5.0 Active edge ワイヤレス充電 指紋認証 |
Pixel 3 にあってPixel 6 Pro にないものは「Active edge」くらいですね。
Active edgeは、端末を握るとGoogleアシスタントが起動できる機能です。
たまに使うことはありましたが、なくてもそこまで困らない機能です。
ほかはすべて向上していると思います。
Pixel 6 ProとPixel 3 の使用感を比較する
Pixel 6 ProとPixel 3 の使用感を比較してみます。
細かく機能のレビューはできないので、個人的に気になって実際に感じたものを紹介します。
持ちやすさ(サイズ感)
まず最初に持ちやすさについてです。
先ほどの表からもわかるように、縦の長さが18.3mm、幅が7.7mm、厚さが1.0mmとPixel 6 Pro はPixel 3 よりもサイズがかなり大きくなっています。
Pixel 3(写真左):145.6 mm x 68.2 mm x 7.9 mm
数週間使った感想
購入して数週間使っていますが、端末の大きさについては慣れました。
komは手が小さいのですが、問題もなく使えています。
むしろ今まで使っていたPixel 3 が小さく感じてしまいます。
画面も見やすいので、不満はありません。
ただし、片手で操作するのはほぼ無理なので、文字を打つときや画面上部を触るときなどは両手で使うことがメインになりました。
無理に片手で操作するよりも両手を使ったほうが落とす心配も減りますし、操作もしやすいです。
今後スマホを変えるときは大画面のスマホにすると思います。
以下の記事では片手でも操作しやすくなるような設定を紹介しています。
重さ
サイズと同じく気になる点といえば重さだと思います。
重さについてもPixel 6 Pro はPixel 3 よりも62gも重くなっています。
Pixel 3:148g
数週間使った感想
数週間使った感想としては、重さはやはり重く感じます。
以前使っていたPixel 3 がかなり軽かったので、それと比較するとかなり重く感じます。
ケースを付けなくても重く感じるので、ケースを付けるともっと重くなります。
ただ、重いながらも持ちにくいとかはなく、持ちやすいように重心も設定されているのかと思います。
軽いほうがいいとは思いますが、重くて疲れるとかはとくにないです。
バッテリー
バッテリーについてはPixel 6 Pro はPixel 3 よりかなり容量が増えています。
Pixel 3:2,915mAh
数週間使った感想
バッテリー容量が増えているので長持ちするのは当たり前かと思いますが、体感ではPixel 3 のときの2倍とまではいかないものの1.3倍から1.5倍くらい持つ印象です。
参考としてkomの1日とバッテリー残量の例を紹介します。
使用例 | Pixel 6 Pro(残量) | Pixel 3(残量) |
出勤時1時間Youtubeを見る (ワイヤレスイヤホン使用) | 90%以上 | 80% |
昼休みにYoutubeを見る(ワイヤレスイヤホン使用) | 75%程度 | 50% |
帰りの電車でYoutubeを見る(ワイヤレスイヤホン使用) | 50%〜60% | 30%を切る |
komは毎朝出勤の1時間にYouTubeを見ながら出勤しています。
会社到着時のバッテリー残量はPixel 3が80%を切るくらいで、Pixel 6 Pro は90%以上といった感じです。
お昼にはご飯を食べながらYouTubeを見ます。
お昼終わりのバッテリー残量は、Pixel 3が50%、Pixel 6 Pro は75%以上といった感じです。
帰宅時も朝と同じようにYouTubeを見ながら帰宅し、到着時のバッテリー残量はPixel 3が30%を切るくらいで充電しないと不安になるくらいの残量で、Pixel 6 Pro は半分以上といった感じです。
記載はしていませんが、Youtubeだけで使用しているのではなく、ブラウジングであったりSNSであったりと一般的な使い方もしてのバッテリー残量です。
上記からもわかるように、Pixel 6 Pro はPixel 3 に比べるとかなりバッテリーが持つようになりました。
Pixel 3 はほぼ3年間使っているのでバッテリーが劣化しているとは思いますが、Pixel3から乗り換えるとかなり持つような印象になると思います。
Pixel 6 Pro はバッテリーの持ちが悪いという意見もありますが、Pixel 3 から乗り換えた自分としては、かなり持つので全く問題はないと思います。
ディスプレイ
ディスプレイサイズはPixel 6 Pro が6.7インチとなり、Pixel 3 の5.5インチと比べてかなり大きくなりました。
Pixel 6 Pro はベゼルがかなり狭くなっており、端末の端までディスプレイになっています。
ディスプレイのサイドは湾曲(エッジスクリーン)しており、好みが分かれる仕様になっています。
リフレッシュレートも向上しており、Pixel 6 Pro はより滑らかに表示されます。
Pixel 3:5.5 インチ フレキシブルOLED 2,160 x 1,080(FHD+) 60Hz
数週間使った感想
画面サイズ
数週間使った感想としては、画面が大きくなったため使いやすくなりました。
画面が大きくなった分、表示領域も多くなるため、表示される情報が増えました。
そのためPixel 3 よりもPixel 6 Pro のほうが当然見やすいです。
ベゼルが狭くなったのも個人的に嬉しいです。
エッジスクリーン
好みの分かれる画面の湾曲(エッジスクリーン)ですが、エッジ部分に表示される文字が読みにくいなども特にないですし、わしづかみで端末を持ってエッジ部分に触れたとしても、誤作動は全くありません。
リフレッシュレート
リフレッシュレートはPixel 6 Pro が120Hzになったので、かなり滑らかに動きます。
常に高いリフレッシュレートで動作するのではなく、可変リフレッシュレートなので、必要以上にバッテリーを消費することはないと思います。
ただ、可変リフレッシュレートを設定した場合でも、最低のリフレッシュレートは60Hzまでしか落ちません。
開発者オプションにあるリフレッシュレートを表示する機能で検証したところ、画面に触れた瞬間120Hzまで上がり、触れていないときは60Hzで表示しているようです。
60Hzと表示されているものの実際は10Hz程度まで落ちているのか、60Hzまでしか落ちないのかはわかりませんが、10Hzまで落ちるということは今のところなさそうです。
その他
画面の色味はPixel 6 Pro のほうがPixel 3 に比べると黄色い印象を受けます。
気になる方は気になるのかもしれませんが、個人的には気になりません。
画面の明るさはどちらも明るいです。
カメラ
カメラについてはPixel 3 はシングルカメラ(1220万画素)でしたが、Pixel 6 Pro はメインカメラ( 5,000万画素)、超広角カメラ( 1,200万画素)、望遠カメラ( 4,800万画素)と3つのカメラになりました。
インカメラはPixel 3 が2つあるのに対し、Pixel 6 Pro は1つになりました。
数週間使った感想
写真に詳しくないので、細かいレビューができないですが、Pixel 6 Pro のほうがかなりきれいに撮れます。
自分の端末だけかもしれませんが、Pixel 3 はフォーカスを合わせるのにかなり時間がかかり、なかなか写真を撮れないことがあったのですが、Pixel 6 Pro はそのようなことはありません。
適当に撮ったとしてもかなりきれいな写真を撮ることができます。
ズーム倍率もPixel 3 は最大7倍までですが、Pixel 6 Pro 最大で20倍までできるようになり、遠くのものも撮れます。
ただ、20倍で撮るとなにかはわかる程度の写真は撮れますが、流石にきれいとは言えません。
Pixel 3 のときの7倍よりはかなり遠くを撮れますが、ズームはあまり使うことはないと思います。
接写については、近づける距離はあまり変わらない気がしますが、望遠レンズを使うことでかなり寄って撮ることができます。
今までよりもかなり簡単にきれいな写真を取れるようになったので、写真を撮るのが楽しくなりました。
指紋認証
Pixel 6 Pro とPixel 3 はともに指紋認証を使用して端末のロックを解除するのですが、その指紋認証を行う指紋センサーの場所が変更となりました。
Pixel 3 は端末背面に指紋センサーがありますが、Pixel 6 Pro は画面上の指紋センサーとなりました。
Pixel 6 Pro の指紋センサーは光学式が採用されており、最近のスマホに搭載されている超音波式の指紋センサーに比べて認証精度が落ちるようです。
数週間使った感想
数週間使った感想としては、画面上の指紋認証(光学式指紋認証)でも特に問題はなく(精度、速度ともに)使えています。
Pixel 3 の指紋認証とPixel 6 Pro の指紋認証で解除の速度を比べても、ほぼ変わらない印象です。
たしかに光学式指紋認証の場合は指を置く場所がわかりにくく、少しずれるとロックが解除できなかったり、時間がかかったりということはありますが、Pixel 3 でも上手く認証してくれないこともあったため、使いやすさはあまり変わらない印象です。
これは画面の保護フィルムやプロテクターなどを使用していない状態での感想なので、画面の保護フィルムやプロテクターを使用する場合は、すこし使いにくいのかもしれません。
個人的に気になった点は、指紋を読み取る際に指紋センサー部分がかなり明るくなるため、真っ暗ななかで使用すると眩しいという点が気になりました。
光学式指紋認証の都合上、仕方ないことなので、暗い場所で使用する際は注意するしかないです。
指紋認証精度が悪いと話題になっているPixel 6 Proの指紋センサーですが、個人的にはまったく問題ありませんでした。
ただ、超音波式の指紋センサーはもっと精度も高く、読み取り速度も早いようなので、Pixel 7 では超音波式の指紋センサーになることに期待します。
通信(SIM)
Pixel 6 Pro は5G、eSIM、デュアルSIM、ミリ波に対応しました。
数週間使った感想
今回のPixel 6 Pro はdocomoから発売していないのでdocomo回線で使えるのか心配でしたが、特に問題なく使えています。(都内でしか使っていませんが。)
サブ回線として使用しているeSIMの「povo 2.0」 のau回線とdocomo回線を比較しても、どっちが繋がりやすいとかはない印象です。
docomo回線が繋がりにくい箇所でau回線が繋がりやすい場合もありますし、au回線が繋がりにくい箇所でdocomo回線が繋がりやすいこともあります。
なので、4G利用の場合はdocomo回線でも問題ないと思います。
5Gに関しては、docomo回線だと一部対応していない通信バンドがあるため使えないことがあるようです。
自分はdocomo回線で5Gを使える契約をしていないため検証できていませんが、docomo回線で5Gを使う予定の方は注意が必要です。
サブ回線で使用しているeSIMの「povo 2.0」が5Gに対応しているので5G自体は使えていますが、自分の使い方では大量の通信をすることもないので高速化の恩恵は受けられていません。
Webの閲覧やSNS程度だと5Gで早くなったとかは感じられないので、急いで5Gを契約する必要はないかもしれません。
とはいえ、今後5Gが標準になってくるので、今から体験するのもいいと思います。
サブ回線としてpovo 2.0のeSIMを設定する方法を紹介しました。
背面のデザイン
Pixel 6 Proの背面デザインは特徴的です。
カメラが横1列に並んでおり、出っ張っています。
背面の素材は光沢のあるガラス素材で、傷には強いと思われます。
Pixel 3 は2トーンのデザインではあるものの、シンプルなデザインです。
こちらもガラス素材のようですが、上部のみ光沢のある素材で、その他はマットな素材になっています。
数週間使った感想
数週間使った感想としては、発表されたときはカメラ部分がいまいちに感じたPixel 6 Pro の背面デザインも、使っているうちに何も思わなくなりました。
カメラ部分
カメラの出っ張りの影響で机に置いた際にガタガタするとかはないですし、レンズに傷がつかないようになっています。
それでもやはりレンズに傷がつきそうなので、komはケースを付けています。
ガラス素材
背面のガラス素材はPixel 6 Pro の唯一の不満かもしれません。
光沢のあるガラス素材は、高級感があるのはいいのですが、指紋がかなり目立ちます。
できれば指紋の目立たないマットな素材にしてほしかったです。
Pixel 6 Proへ変えてよかったのか
Pixel 3 から変えるか悩んでいる方は、以下で悩んでいると思います。
・指紋認証の精度が不安⇒画面保護フィルムとかを貼らないなら問題なし
・docomo回線で使用できる不安⇒まったく問題なし
・バッテリーが長持ち(バッテリー容量の増加)
・画面が綺麗で大きい
特にカメラは簡単にきれいな写真を取れるので、写真を撮るのが楽しくなりました。
最後に
かなりの長文(駄文)となってしまいましたが、Pixel 6 Pro とPixel 3 を比較レビューしてみました。
発売から数週間使って、Pixel 3 からPixel 6 Pro に変えてかなり良かったと思っています。
特に、Pixel 6 Pro のサイズが大きいことが気になってまだ踏みとどまっている方は、サイズはすぐに慣れるので今すぐ変えることをおすすめします。
Pixel 3 はかなりの名機でしたが、Pixel 6 Pro もいい端末に仕上がっていると思います。
現在Pixel 3 を使っていて、Pixel 6 Pro に変えるか悩んでいる方にすこしでもこの記事が参考になれば嬉しいです。
Pixel 6 / Pixel 6 Pro におすすめの設定を紹介しました。
povo2.0を契約してeSIMを設定してみました!
開封およびファーストインプレッションの記事は以下です。
Pixel 6 Pro のレザーケース(bellroy Leather Case For Pixel) をレビューしました!
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