最初に紹介する革靴は、日本の東京にある革靴ブランド「REGAL TOKYO(リーガルトーキョー)」の外羽根パンチドキャップトゥ W197です。
オンでもカジュアルでも使えるような形で、アッパーも傷や雨に強い素材なので、今現在一番履いています。
【革靴紹介】REGAL TOKYO(リーガルトーキョー) 外羽根パンチドキャップトゥ W197をレビュー!
REGAL TOKYO(リーガルトーキョー)について
REGAL TOKYO(リーガルトーキョー)は日本の革靴ブランドREGALの最高峰SHOPの役割を担う、REGALのハイクラスモデルを展開しているブランドです。
特徴としては日本製であり、製法や素材にこだわることで長く愛用してもらうことを目的としたブランドです。
お店は銀座一丁目にあります。
月曜日はお休みなので注意してください。
REGAL TOKYO W197(外羽根パンチドキャップトゥ)
今回紹介する革靴の詳細は以下のようになっています。
ブランド | REGAL TOKYO / リーガル トーキョー |
型番(靴名) | W197 |
デザイン | 外羽根パンチドキャップトゥ |
色 | 黒 |
ラスト(木型) | アメリカンクラシック? |
アッパー | 手揉み革 |
ソール | ダイナイトのダブルソール |
製法 | グッドイヤーウエルト式製法 |
購入時期 | 2018年10月 |
価格 | 4万弱 |
特徴は、アッパーが雨や傷に強い手揉み革であること。
また、ソールがダブルソールのダイナイトソールであるため、当然雨でも履けますし、ソールにボリュームがあり、カジュアル靴としても使用できる点が特徴です。
購入するきっかけ
雨でも強い革靴を探しており、できるだけ安い価格帯で探していたのですが、その中で出てきたのがREGAL TOKYO(リーガルトーキョー) W197でした。
いろいろ調べて候補に上がったのは以下でした。
ブランド名 | モデル |
パラブーツ | シャンボード |
チャーチ | シャノン |
スコッチグレイン | シャインオアレイン |
REGAL TOKYO(リーガルトーキョー) | W197 |
パラブーツのシャンボードに関しては、オイルレザーのため雨に強いとは思いますが、価格の面と、必ずついている緑のタグとステッチの色がスーツには合わないと思い、候補から外れました。
チャーチのシャノンも価格の面と、ガラスレザーという点があまり好みではなく、候補から外れました。
スコッチグレインに関しては、価格についても予算の範囲内ではあり、黒の内羽根ストレートチップでスーツで使用する際にはピッタリではありましたが、今回は外羽根の靴がほしいこともあり候補から外れました。
そこで最後に残ったのがREGAL TOKYO(リーガルトーキョー) W197でした。
外羽根のデザインで、アッパーも手揉み革という傷、雨に強いと言われる革であり、ソールもラバーソールのため、雨にも履ける靴を探していたニーズにマッチしました。
また、REGALではなくREGAL TOKYOという珍しい点もよかったです。
すぐに見に行こうとしましたが、月曜日はお店がお休みなため、火曜に行きました。
カジュアルシーンでも履けるデザイン
外羽根パンチドキャップトゥです。
ボリュームもあるため、内羽根ストレートチップに比べてカジュアルなシーンでも履きやすいです。
程よいブローグ(穴飾り)もあります。
特徴的なアッパー
雨や傷に強い手揉み革
細かい型押しのシボがある革です。
作成する際に職人が四方から革を揉んで作成することから「手揉み革」と呼ばれるようになったそうです。
すこし厚い革になっており、そこそこ硬いですが、厚さと硬さのおかげで傷に強い革になっているのだと思います。
丸紐で5アイレット
紐は丸紐です。
ほとんどの革靴は丸紐ですかね。
ほどけやすいとかはないので、不満はないです。
5アイレットなのも他の革靴と変わらないですね。
ハトメの裏側はすべて金具がついています。
これがあると紐を通しやすくなるので嬉しいです。
踵の大きさは?
踵は比較的大きい
踵は比較的大きいです。
REGALの靴は踵が全体的に大きいように見えるのですが、この靴も例外ではなく大きいですね。
komは踵が大きいわけではないので、あまり嬉しい仕様ではないです。
360度ウェルト
踵までぐるっとウェルトを巻く「360度ウェルト」で作成されています。
(ダブルウェルテッドやオールアラウンドウェルトとも呼ぶそうです。)
本来踵周りは釘で固定するのですが、この製法だと釘を使わずに固定することができるため、多少靴が軽くなったり、踵周りにクッション材が入れられることがあるようです。
(全然軽くないです)
この靴も踵部分にすこしクッションが入っていて、踵にやさしい感覚もあります。
雨でも履けるソール
ダイナイトソール
ダイナイトソールは、イギリスのハルボロ・ラバー社が製造するゴム製ソールの一般的な名称です。
正式名称はスタッデッドソールです。
いろいろな革靴で使用されており、ラバーソールといえばダイナイトソールという感じもあります。
いくつもの凹凸がついており、この凹凸がスパイクの歯のようにグリップ力を発揮し、雨でも滑りにくいという特徴があります。
雨の日にレザーソールだとソールから染みたり、穴が開く原因になってしまうので、雨の日はダイナイトソールのようなラバーソールは必須だと思います。
今回は雨でも履ける靴を探していたので、ダイナイトソールという点もOKです。
ダブルソール
一般的な革靴はシングルソールですが、この靴はダブルソールです。
ダブルソールはアウトソールの上にミッドソールといわれる革をもう一枚敷き詰めて2枚にすることを言います。
厚みが増すので、よりカジュアル感が出ますし、耐久性および耐水性もシングルソールに比べて向上します。
一方、靴の返りが悪くなったり、足なじみが遅くなったり、少し重くなってしまう点が難点です。
耐水性が増すので、雨でも履ける靴といった意味ではいいのかもしれません。
出っ張ったコバ
コバはすごく出っ張ってます。
(同じ画像ですいません。)
よりカジュアルに見えますね。
ステッチ幅は狭くないですが、ドレスシューズというわけではないので問題ないです。
木型は?
ボリュームのあるラウンドトゥです。
アメリカンクラシックな木型だそうです。
この靴よりもよりカジュアル寄りな「Last#50」という木型もあるようです。
グッドイヤーウェルト製法
この靴はグッドイヤーウェルト製法で作られています。
特徴は、以下です。
- オールソールが数回可能
- 足馴染み後のフィット感が高い
ソールがすり減った際はオールソールが必要ですが、グッドイヤーウェルト製法ですと、オールソールが何度か可能です。
アッパーに問題がなければオールソールをするほうが新しい靴を買うよりも経済的です。
また、グッドイヤーウェルト製法はソールの中に詰められているコルクが歩いていくうちに沈み込み、自分の足に合った形に変形していき、フィット感が向上していくことも特徴の一つです。
ただし、サイズが少し緩い場合は沈み込むことでさらに緩くなるため、サイズを選ぶ際は少しきつめのほうがいいと思います。
紫のインソール
インソールはREGAL TOKYOのショップカラーである紫です。
江戸紫が基になり、紫がショップカラーに選ばれたようです。
クッションが入っているようで、すこし柔らかい感じはします。
箔押しもかっこいいです。
シューツリー
シューツリーに関しては純正のものを使用していません。
ネジ式の純正シューツリーも売っているのですが、値段が少し高かった(1万程度)ですし、店員さんにもこだわりがなければ純正である必要はないと教えていただいたので、純正のシューツリーを購入することは見送りました。
シューツリーはスレイプニルのシューツリーを使っています。
こちらは純正の半額程度(6000円くらい)なので、純正よりは買いやすいかと思います。
純正ではないのでぴったりではありませんが、型崩れは防げます。
シューツリーについては別で様々なシューツリーを比較する予定です。
まとめ
REGAL TOKYO W197について、いろいろな部分を見てみましたが、以下の方にお勧めです。
・傷が目立たない靴が欲しい人
・多少の雨も気にせず履ける靴が欲しい人
カジュアルにも履けるデザインですし、小雨が降る時にも履くこともできるため、一足で様々な用途をカバーできると思います。
値段も本格革靴にしてはそこまで高くもないので、雨でも履けるカジュアル革靴をお探しの方は、検討してみてはいかがでしょうか。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
なにか質問があればお問い合わせください。
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