今回は私の大好きなブランド「T・MBH(ティー・エムビーエイチ)」の革小物レビューです。
紹介するのは、独特の素材感が魅力の「カバ革(ヒポポタマス)」を使った、「葉合せ(はあわせ)コイン札」です。
購入したのは2022年3月頃(価格約6万円)。
今回は、約2年半使い込んだ現在の「劇的なエイジング(経年変化)」と、実際に使ってみてわかった容量や使い勝手を、新品時の写真と徹底比較しながらレビューします。
T・MBH 葉合せコイン札(カバ革)の概要と購入秘話
- ブランド: T・MBH (ティー・エムビーエイチ)
- モデル: 葉合せ コイン札
- 素材: 外装:カバ革(ヒポポタマス) / 内装:ノブレッサカーフ
- 購入時期: 2022年3月頃
- 購入価格: 約6万円
浅草橋の工房でのオーダー
このコイン札は浅草橋にあるT・MBHの直営店(工房)へ伺いオーダーしたものです。
完成品を選ぶのではなく、「レザーリーフ(革の現物)」の状態で見せてもらい、一番気に入ったものでオーダーしました。
当時、岡本さんが「これ以上に質のいいカバ革はない」「漆黒のような黒」と表現されていた最高の革でした。
ブランドアイコン「K18のえくぼ」
T・MBHの製品には、ブランドのアイコンとして**K18(18金)の小さな「えくぼ」**が打たれています。
漆黒のカバ革の中で、このK18がワンポイントとして控えめに光っています。
決して主張しすぎることはないですが、「わかる人にはわかる」という絶妙な存在感が、個人的にとても気に入っています。
新品時の質感:ベルベットのような「ツヤカバ」
新品時は、まさにベルベットのような雰囲気で、手触りはスエードのようにしっとりとしていました。この個体は「ツヤカバ」の性質が強く出ていたと感じています。
※最近のYoutubeでそう表現されている
全体的にマットで起毛感があり、光を吸い込むような深い黒色でした。
約2年半の劇的エイジング:光沢と形状の変化
ここからは、約2年半使用した現在の様子を、新品時と比較します。
1. 外装(カバ革)の変化:ベルベットから光沢へ
エイジングの進行により、擦れる部分(凸部分)の起毛が寝て、光沢(ツヤ)が出てきました。
マットな部分とツヤの部分のコントラストが美しく、迫力が増しています。
2. 内装(ノブレッサカーフ)の対比
外装のカバ革とは対照的に、内装には**ノブレッサカーフ(型押し牛革)**が採用されています。
小銭を直接入れているにも関わらず、傷や汚れが全く気になりません。
外装は劇的に変化するカバ革、内装は美しさを保ち続けるタフなノブレッサカーフ。この対比も素晴らしいです。
3. 形状の変化:開いた状態から自動で閉じる
新品時は革に張りがあり、置いても少し口が開いた状態でしたが、現在は革が馴染み、**自動でピタッと閉じる**ようになりました。
「コイン札」の実用性とタフさ
お札とコインの収納力
「お札も挟める」という機能性について、実際の収納力は以下の通りです。私はお札は毎回入れています。
- お札: 4枚くらいまでなら問題なく挟めます。それ以上は閉まらないこともないですが、最大でも4枚までが適していると思います。
- コイン: 20枚くらい入りますが、あまり入れすぎると閉まらなくなるため、小銭は少なめが推奨です。
傷への強さ
カバ革のもう一つの魅力は「強さ」です。これだけ使っていますが、傷がつくことはなさそうですし、万が一付いても目立つことはありません。日常使いでガシガシ使えるのが、この革の大きなメリットです。
まとめ:カバ革の魅力にハマった
T・MBHの「葉合せ コイン札(カバ革)」のレビューでした。改めて、
- 岡本さんが「漆黒」と評した最高級のカバ革
- ベルベットのような手触りから光沢のでるエイジング
- 内装のノブレッサカーフによる耐久性の確保
- ブランドの証であるK18の「えくぼ」
が、このアイテムの魅力です。カバは珍しい素材ですが、このアイテムをきっかけにその魅力にハマり、他のカバ製品も欲しいと思うほど気に入っています。
【追記】T・MBH 最新情報(価格改定&カバ革入荷)
T・MBHより、重要なニュースが発表されています。
-
- 価格改定(値上げ):
原材料高騰のため、2025年12月23日より商品価格が改定されるとのことです。
気になっているアイテムがある方は、改定前の今がチャンスかもしれません。
- 価格改定(値上げ):
- 希少な「カバ革」が久しぶりに入荷:
久しぶりにカバ革が入荷したようです。
私が所有しているような素晴らしい質感の革に出会えるかもしれません。
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